編集部も受賞予想に挑戦!~トランプ、白すぎるオスカー…揺れるハリウッドに混戦~(2/6)
第89回アカデミー賞
<監督賞>
デイミアン・チャゼル『ラ・ラ・ランド』12票

評価されてしかるべきだけど若さもあり、いつもであればちょっと早い!? と思われちゃうところを、今回は作品賞を『ムーンライト』にする代わりに監督は……という気遣いも働き勝算あり!(浅野麗)
評価の高い『セッション』での貯蓄もあり、映画、夢、運命の出会いなど往年のハリウッド映画に通じるような精神を見たから。(石井百合子)
純粋なドリーマーに誰もが心を動かされたはず! 映画愛を貫いて夢を実現(=この作品を完成)させたこと自体が作品をより一層奥深いものにしていると思うので。(石神恵美子)
長年心に思い続け、数々の困難があっても自分の考えを曲げずにやりたいことを本当にやってしまった(この若さで!)デイミアンこそ監督賞に値するように思う。(市川遥)
前哨戦の傾向からチャゼル監督が優勢と予想。カムバックしたメルにも期待したいが、DV問題など過去のスキャンダルへの反発はまだ強そう。例年、全米監督組合賞がほぼ同じ結果になるが、執筆時点では発表されておらず。(入倉功一)
受賞して一躍イケメン監督として注目される。スピーチでは2年連続で監督賞を受賞していたアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督へのリスペクトを忘れないで。(海江田宗)
今年は『ラ・ラ・ランド』祭りになるとの予想のもと、まさかの監督賞も作品賞もこの作品で決まり。業界人にはメル信者もいるだろうが、すでに『ブレイブハート』で受賞済なので、ここは若い才能に譲って。(香取亜希)
わずか32歳にして観客を引き付けて止まない構成とテンポ、ビジュアル、ストーリーの作品を生み出し続ける才能に、賞をあげてほしいという個人的希望。(小松芙未)
作品賞&監督賞はぜひ『ラ・ラ・ランド』に! 32歳という若い才能が受賞することで映画以上の夢を世間に与えてほしいです。(小山美咲)
全てにおいてセンスの良さがあふれていた! 『セッション』の後に『ラ・ラ・ランド』を撮るって、やっぱりこの監督すごすぎる。(中山雄一朗)
作品賞を『ムーンライト』にあけ渡す代わりに、監督賞は『ラ・ラ・ランド』に。受賞すれば同賞の最年少記録(タイ)で、新しい風を感じさせる意味でも話題を呼ぶはず。(吉田唯)
音楽、編集、衣装などすべてがセンス良すぎ! 往年のミュージカル作品へのオマージュもたっぷりで老若男女楽しめる。(山本優実)
バリー・ジェンキンズ『ムーンライト』2票

作品賞は譲れませんが、トランプ政権の世相もあり、社会派がここは取るのではないかと。(井本早紀)
トランプ政権の暴走は、オスカーにもかなり影響を与えるはず。勢力を増しつつある白人至上主義的思想への対抗に加え、人種問題抜きに考えても素晴らしい演出力を見せたバリー・ジェンキンズにあげたい!(森田真帆)
メル・ギブソン『ハクソー・リッジ(原題)』1票

メル・ギブソン監督はやっぱり才能がある! 今まで、ごめん……とみんなが思い出し反省。(下村麻美)
>次ページは主演男優賞!