ハイ・フィデリティ (2000):映画短評
ハイ・フィデリティ (2000)レコ屋店長がお届けする「オレの失恋トップ5」
今や“第二のニコケイ”と化してるジョン・キューザックが、ほぼ最後に輝いていた一作。中古レコード屋店長の設定だけで当たりなのに、「オレの失恋トップ5」をカウントダウンしながら自身の音楽との関わりを振り返る展開は、いかにもワーキング・タイトル制作。あまりに自業自得で感情移入しにくいものの、その女々しさやうんちくを垂れ、テープ作りに勤しむ姿が突き刺さるのは、さすが脚本にも参加したジョンキュー。ほとんど素な後輩ジャック・ブラックや盟友ティム・ロビンスとの掛け合いも絶妙で、60年代ロック中心のサントラも文句なし。女性主人公のhuluドラマも楽しみだが、『(500)日のサマー』好きならツボるはず!
この短評にはネタバレを含んでいます