EXエックス (2002):映画短評
EXエックス (2002)愛おしい“Xスポーツ版『クリフハンガー』”
ツッコミどころ満載なペラペラな脚本に、昔・貴公子、今・レストレード警部なルパート・グレイヴス演じるクズ男など、チャラすぎるキャラが逆に愛おしい“雪山版『ダイ・ハード』<<<エクストリーム・スポーツ版『クリフハンガー』”。英・独・ルクセンブルク合作というアヤしさに加え、売りであるスノボ・アクション×強引すぎる展開から醸し出されるのは、ただならぬ爽快感! アクションカムじゃなく、ハンディカムな時代の懐かしさにシビレながら、後に“感動系”に路線変更したクリスチャン・デュゲイ監督の職人技も随所に光るなど、ザ・テレ東映画(実際「木曜洋画劇場」で放送済)として語り継がれるべき一本である。
この短評にはネタバレを含んでいます