ラ・ブーム:映画短評
ラ・ブームデジタル・リマスターで甦る'80年代の甘酸っぱい青春
日本公開40周年を記念してリバイバル上映中の『ラ・ブーム』。いやあ、もうそんなに経ちますか。オジサン&オバサン世代の映画ファンには忘れられない永遠不滅の青春映画…というか、主人公たちはみんな13歳なので、むしろまだ青春未満の「小さな恋の物語」といったところでしょうかね。フランスのパリを舞台に描かれる、ソフィー・マルソー演じる少女ビックの揺れ動く恋愛模様。親世代の不倫ドラマを含め、本当にな~んの変哲もないストーリーなのだが、だからこそ、あの時代の人々の喜怒哀楽や生活の営みが色鮮やかに映し出される。主題歌「愛のファンタジー」もやっぱり最高。あのメロディが聞こえてくるだけで思わず胸キュンです。
この短評にはネタバレを含んでいます