パリの恋人 (1957):映画短評
パリの恋人 (1957)最高に気分が上がる、お洒落でロマンティックなミュージカル
何度見ても幸福感に浸れるチャーミングなミュージカル映画だ。オードリー・ヘプバーン演じる真面目な書店員がファッション・モデルとしてスカウトされ、憧れだった花の都パリを満喫して恋に落ちる。ただそれだけの話だが、テクニカラーの鮮烈な色彩を活かした配色、ミュージカルの神様フレッド・アステアを共演に迎えた歌とダンス、ジヴァンシーとイーディス・ヘッドによる華麗な衣装、古き良きパリの美しい街並み、そしてキュートでお洒落なオードリーの魅力が相まって気分が盛り上がる。なにより、伝説の写真家リチャード・アヴェドンによるウルトラモダンな視覚デザインが最高だ。(Amazon Primeにて有料レンタル)
この短評にはネタバレを含んでいます