サスペリア・テルザ 最後の魔女 (2007):映画短評
サスペリア・テルザ 最後の魔女 (2007)シリーズ中最も残酷で容赦のない「魔女三部作」最終章
『サスペリア』『インフェルノ』に続く、ダリオ・アルジェント監督の「魔女三部作」最終章。欧州に災いをもたらす3大魔女の生き残り「涙の母」が、現代のローマに甦って人々を恐怖に陥れる。21世紀の映画とは思えない’80年代ノリがファンには嬉しいポイント。幼い子供の内臓まで抉り出す残酷シーンの容赦なさは、アルジェント作品の中でもトップクラスだ。『オペラ座/血の喝采』や『デモンズ2』でも悲惨な目に遭ったコラリーナ・カタルディ・タッソーニの壮絶な最期には思わず拍手を送りたくなる。これは是非ともブルーレイの完全版で見るべし。え?脚本が支離滅裂ですって?そりゃあなた、アルジェントですから。(ブルーレイ発売)
この短評にはネタバレを含んでいます