ロックンローラ (2008):映画短評
ロックンローラ (2008)タイトル末尾に「ー」がないのが、この映画のノリ
「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」と、軽快なブリティッシュ・ビートでクールなクライム・コメディをキメたガイ・リッチー監督が、今度はオフビートに挑んだところ、勢い余って奇妙なノリのユニークな映画になったのが本作。監督自身による脚本の台詞はすべてキメキメのパルプ小説風、罵倒語と罠の仕掛けは英国流。オフビートをさらにハズす、微妙な味が堪能できる。そのうえ、役者がスゴイ。語り手がマーク・ストロング、チンピラ3人組がジェラルド・バトラーとイドリス・エルバとトム・ハーディときて、ハーディ演じるキャラはバトラー扮するキャラが大好きという設定。エンドクレジットにオマケあり。
この短評にはネタバレを含んでいます