25年目のキス:映画短評
25年目のキスドリュー・バリモアが完璧なハイスクール版「お気に召すまま」
私生活が荒れまくっていたドリュー・バリモアが、まさかの25歳の処女キャラを演じ、映画初出演のジェームズ・フランコやブレイク前のジェシカ・アルバも拝める、“バック・トゥ・スクール”な青春映画。10代の実態を探る高校潜入取材に、「お気に召すまま」を掛けた設定の面白さに、オタク気質のヒロインが過去のトラウマに立ち向かう展開もあり、ヒロインの同僚同様、モニタリングしてる感覚に! スクールカーストを描きながら彼らの存在を否定しないラストや男性教師の言葉など、オトナ視点も効いており、『スクービー・ドゥー』など、後に見応えあるファミリー映画を手掛けるラジャ・ゴズネル監督の最高傑作といえる。
この短評にはネタバレを含んでいます