ザ・レジェンド (2014):映画短評
ザ・レジェンド (2014)ここに来て、まさかのヘイデン代表作!
『コン・エアー』の相棒、ジョン・キューザックとともに、血迷ったように怪作に出演しまくるニコラス・ケイジだが、中国=カナダ=フランス合作の本作でも、十字軍の兵士から幽霊となった男を怪演! とはいえ、主演はややベッカムヘアなヘイデン・クリステンセンであり、どこか哀愁漂う用心棒キャラは、彼のフィルモグラフィの中でも、一二を争うほどカッコ良く輝いている。一方で、アンディ・オンとリウ・イーフェイの中華キャストも、定番の悪役と姫様の役割を全う。監督デビュー作のニック・パウエルは『ラストサムライ』などでスタントコーディネートを務めた人物だが、次回作は椎名桔平出演作だけに、名前を覚えておいて損はないだろう。
この短評にはネタバレを含んでいます