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聖者たちの食卓 (2011):映画短評

聖者たちの食卓 (2011)

2014年9月27日公開 65分

聖者たちの食卓
ミルクマン斉藤

インドの詩的な記録フィルム、といえばいえるが。

ミルクマン斉藤 評価: ★★★★★ ★★★★★

野菜の皮を剥く手さばき、分業体制で次々と焼かれていくチャパティ、猛スピードで綺麗になっていく食器…一日10万人の参拝者に食事をまかなう黄金寺院の無料食堂の一日を描くこの作品。圧倒的な色彩、食材、人の量、その画面は確かにスペクタキュラーともいえるのだが、「なんか西洋人が来やがったな」的な教徒たちの目や行動(いきなりキャメラの前に立ったりする)も考慮する必要がある。上映時間も1時間程度しかなくて正直物足りず、これを宗教映画としてとらえるなら、これだけの作業を無償奉仕するシク教徒の高いホスピタリティの背景をせめてもう少し掘り下げてほしいところ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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