アルゴ探検隊の大冒険:映画短評
アルゴ探検隊の大冒険全ての映画ファンを童心に戻す特撮ファンタジーの金字塔
ストップモーション・アニメと実写を巧妙に合体させた「ダイナメーション」でお馴染み、特撮映画の神様レイ・ハリーハウゼン。その代表作の中でどれか一本を選ぶとすれば、間違いなく本作だろう。古代ギリシャの王子ジェイソンがオリンポスの神々に見守られつつ、平和をもたらす「黄金の羊の毛皮」を探し求めて冒険の旅へ出る。その行く先々で登場する銅像の巨人タロスやコウモリ型の妖怪ハービー、7つの頭を持つ大蛇ヒドラなどのクリーチャーが最大の見どころ。中でも最後に登場する骸骨軍団が素晴らしく、まだCGの存在しない時代によくここまで精巧に描いたものだと感心する。(シネフィルWOWOWにて4/18、4/23放送)
この短評にはネタバレを含んでいます