グォさんの仮装大賞 (2012):映画短評
グォさんの仮装大賞 (2012)老人版『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』
ベタでツボを突いた親子・老人モノの演出が巧いチャン・ヤン監督作が、今回もキレイごとじゃない現実を描く本作。ペット・ショップ・ボーイズがPVで使用するなど、世界的に知られる「仮装大賞」に望みを懸けた老人が“老人ホームを飛びだす”。
マイクロバスのロードムービーは『リトル・ミス・サンシャイン』だが、印象的なラストも含め、“老人版『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』”。この程度の演目で予選突破か、という疑問や、どちらかといえば“チョウさんの仮装大賞”なタイトルはさておき、チェン・クンなどのカメオの好演など、隅々まで抜け目ない要素が揃い、これで心を動かされないのは嘘!
この短評にはネタバレを含んでいます