フレア (2014):映画短評
フレア (2014)思いを伝えるのに言葉は不要だったのか!
悲しい幼少期を送った少女フレアの心の揺れと成長を描いた作品だが、台詞が日本語とフランス語、英語にドイツ語! しかも異なる言語であっても意思疎通ができているという設定に当初?となるが、すぐに慣れるから不思議。というより「ああ、こういうことを言ってるな」という推測通りに物語が進み、コミュニケーションに言葉は不要なのかも!? ユニークな演出に目からウロコが落ちた感覚を味わう。無表情に多彩な感情をにじませる難易度の高い演技を披露した主演の福田麻由子が輝き、共演の広瀬アリスの説破詰まった感じもいい。言及しておきたいのがゲイ(多分)のヤクザを怪演した宮川浩明で、ボンデージ下着と入れ墨で場をさらう。
この短評にはネタバレを含んでいます