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メモリー First Time (2012):映画短評

メモリー First Time (2012)

2014年6月7日公開 103分

メモリー First Time
(C) 2012 Irresistible Beta Limited, Edko Films Limited, Edko (Beijing) Film Limited, Beijing Happiness Union Co. Ltd., BDI Films Inc. All Rights Reserved.
ミルクマン斉藤

オリジナルよりは上出来だけど。

ミルクマン斉藤 評価: ★★★★★ ★★★★★

確かに『アメノナカノ青空』と骨子は同じだが、原作のさほど効果的ではなかった要素を省き、食い足りない部分をかなり補足し、初恋の記憶にまつわるトリックを導入して、ほとんど別物な印象の恋愛映画に仕上げて大健闘。カセットテープのSideAとSideBになぞらえ、作品の中盤で物語の裏側を暴いてしまうことで、アンジェラベイビーとマーク・チャオの若く清新なコンビだけでなく、アンジェラの母親ジャン・シャンとマークの父親(実生活でも父親!)アレン・チャオの物語を重層的に描くという構成の妙もある。ただいかんせん虚構性濃厚な話ではあるので、そこにノれるかどうかが問題だ。チープなCGはご愛嬌としても。

この短評にはネタバレを含んでいます
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