ザ・スパイ シークレット・ライズ (2013):映画短評
ザ・スパイ シークレット・ライズ (2013)ブームはすでに去ったけど韓流は侮れないよ。
家族には平凡な会社員を装う辣腕スパイが「跡継ぎを生まなくては」と焦る妻の怒りをなだめながら必死で任務に励む序盤でジャッキー・チェン系アクション・コメディか〜と思ったら、大間違いでした。
北朝鮮高官暗殺から始まる諜報線の背景には核を巡る6カ国協議や軍需産業の思惑、裏切られたスパイの復讐が絡むというディープさ。脚本がしっかりしているから多少のドタバタも許せるし、次々に繰り出されるIT大国らしいガジェットやド派手なアクションに韓流パワーを実感する。
名作『オアシス』のソル・ギョング&ムン・ソリへの期待は裏切られなかった! というよりも洒脱なコメディ演技を見せられ、役者としての懐の深さを体感。
この短評にはネタバレを含んでいます