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超能力研究部の3人 (2014):映画短評

超能力研究部の3人 (2014)

2014年12月6日公開 119分

超能力研究部の3人
(C) 2014「超能力研究部の3人」製作委員会
ミルクマン斉藤

ドラマ部分、3人は本当にリハーサルと信じてたとか。

ミルクマン斉藤 評価: ★★★★★ ★★★★★

ドラマ部分の脚本もあるものの、そのパートさえ疑似ドキュメンタリに組み込まれているという怪作。だが監督・山下&脚本・向井コンビにとっては『道』『谷村美月17歳、京都着。』等で幾度も試みてきたことの集大成、見事に途中までフェイクとの境が不可分だ。いかにもな事務所マネージャーが現れた時点で決定的にはなるが、そこでヤンキー役女優が秋元真夏に浴びせる罵詈雑言も、彼女らをけしかける山下監督も多分ガチ。では、ふと漏れ出た(ように見える)アイドルの“本音”は書かれたものなのかどうか? ここで判るのは、映画とはすなわち「嘘」であるということ、それはまた「真実」よりも本当でなければならないということだ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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