神は死んだのか (2014):映画短評
神は死んだのか (2014)クリスチャンによる無神論者への反論
アメリカというのはキリスト教国家であり、中には聖書の一字一句を本気で信じている人々も大勢いる。これは、そんな現代米国社会の一面を知ることのできる作品だ。
敬虔なクリスチャンの大学生が無神論者の教授を論破し、神の存在を証明していく。制作がキリスト教系映画会社ということもあって、はじめから結論ありきの無理矢理感は否めないが、彼らの価値観や世界観を垣間見るという意味で興味深いと言えよう。
若者たちが手を取り合って巨大アリーナのクリスチャン・ロック・コンサートで神を讃える光景は、クリスマスが宗教行事ですらない日本の観客には異様に映るかもしれないが、それもまたアメリカなのだ。
この短評にはネタバレを含んでいます