ステーキ・レボリューション (2014):映画短評
ステーキ・レボリューション (2014)牛肉について真剣&超真面目に考えるひとときでした。
肉ラバーなフランス人監督が本当に美味しいステーキを求めて世界を回りながら、各国の畜産方法、風土や食文化にも焦点を当てる構成には目からウロコが落ちることが多々。気候によって育成される牛種の差はもちろん、畜産ニューウェーブ、熟成の本来の意味や名店それぞれの調理方法の差などなど。“美味な牛肉”を多面的に模索する監督の思考がそのまま映画となっていて、観客の共感を呼ぶのは必至。霜降り肉が苦手で、熟成肉を使ったニューヨーク・ステーキが世界最高と思っていたけれど、牛肉はもっと奥が深かった! 映画を見ながら、次のNY旅行では革新的な精肉店でグラスフェッドの牛肉を買おうと決意しました。
この短評にはネタバレを含んでいます