存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48 (2016):映画短評
存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48 (2016)今観たいものは“これ”じゃない。
過去3作で、アイドル・ドキュメンタリーを変えた高橋栄樹監督降板の時点で、イヤな予感はしたが、“本店”ドキュメンタリーに石原監督のファン目線はいらない。“バトンを繋ぐ”意味で、次世代メンバーを扱う序盤こそ悪くないが、あれやこれや手を出し、焦点ブレブレ。「やってやったぜ!」な監督のドヤ顔が目に浮かぶが、直撃取材3連発も期待ハズレに終わるわ、乃木坂の存在など、今メンバーが感じるピンチに触れないわ、とモヤモヤしか残らず。しかも、ヘタな編集やチープな劇伴が“これじゃない”感を強める。最後に、総選挙でランクインできなかったNGTメンに“連覇女王”指原莉乃が投げかける愛のムチな発言が聞けたことで、★おまけ。
この短評にはネタバレを含んでいます