みんなの学校 (2014):映画短評
みんなの学校 (2014)これならば不登校ゼロも納得です
問題行動のある子供も発達障害のある子供も分け隔てなく受け入れ、全ての生徒を同じ環境で学ばせることで、自分とは違う他者への思いやりと理解を深め、社会性や協調性を身につけさせる。言うは簡単かもしれないが行うのは大変だ。
そんな理想的教育を実践している大阪の公立小学校を取材したドキュメンタリー。まず大人が偉い。校長の確固たる教育理念を各教師がちゃんと共有し、生徒全員に目を配るのは勿論、ベテランが新米の面倒を見、保護者も積極的に学校を支援する。大人たちが強い信頼関係で結ばれていなければ難しいはずだ。
そして、子供たちを決して型にはめない先生たち。その優しさと忍耐強さは教師でなくとも見習いたい。
この短評にはネタバレを含んでいます