オートマタ (2013):映画短評
オートマタ (2013)砂漠化した世界で、機械たちは新たな進化を決意する
"荒廃した近未来""意識を持つ人型マシン"という、SF映画ですでに何度も描かれてきたモチーフの視覚化に果敢に挑んだのは、スペイン生まれ、CGアーティストからデジタル視覚効果監督を経て監督業に進出、本作が2作目の長編映画となるガベ・イバネス監督。物語のタッチは「ブレードランナー」直系のフィルムノワール風だが、世界像は真逆。世界は太陽風の増加によって砂漠化し、人工雨の降る居住区の外の乾燥地帯では生き物は生存できない。意識を持つ人型マシン達は、機械であることを剥き出しにした形状だ。その彼らが自ら進化しようとする時、はたしてどのような形態を目指すのか。そこにも新鮮さが盛り込まれている。
この短評にはネタバレを含んでいます