シーズンズ 2万年の地球旅行 (2015):映画短評
シーズンズ 2万年の地球旅行 (2015)日本語版ナレーションに思うこと
氷河期以降の地上における野生生物の進化を追ったネイチャー・ドキュメンタリー。同じスタッフによる『WATARIDORI』や『オーシャンズ』に比べると、特筆すべき映像的な驚きには欠けるものの、犬や猫、馬など身近な動物のルーツをビジュアルで知ることが出来るのは興味深い。
それよりも気になったのは日本語版ナレーション。というのも、オリジナル版にはナレーションが存在しないのだ。日本の観客には説明が必要だから…とのことらしいが、それってつまり日本人は読解力も主体性もない観客だと認定されたのと同じでは?説明過多なテレビ番組や日本映画で甘やかされた結果なんだろうなと思うと情けない。
この短評にはネタバレを含んでいます