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ひと夏のファンタジア (2014):映画短評

ひと夏のファンタジア (2014)

2016年6月25日公開 96分

ひと夏のファンタジア
(C) Nara International Film Festival+MOCUSHURA
くれい響

韓国からの“聖地巡り”急増にも納得

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

奈良県五條市が舞台の2部構成で、同じキャストが異なる役を演じる日韓合作。シナハンにやってきた韓国人監督と五條の人々の交流を描く“第一章”こそ、いかにも河瀬直美プロデュースな作りで、ご当地映画感が拭いきれないが、ホン・サンス監督作のようで、『ビフォア・サンライズ』のようでもあるラブストーリーな“第二章”は、韓国インディーズを牽引するチャン・ゴンジェ監督の真骨頂。ヒロイン演じるキム・セビョクのルックスはぶっちゃけ微妙だが、ある種ドッキリな演出でリアルな表情を浮かべたかと思えば、ヤサ男を演じる真利子哲也監督作の常連俳優、岩瀬亮との化学反応もあり、ラストにはキュートに見えてしまうあたりもファンタジー!

この短評にはネタバレを含んでいます
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