沈黙の包囲網 アジアン・コネクション (2016):映画短評
沈黙の包囲網 アジアン・コネクション (2016)スティーブン・セガールが悪役に徹したB級アクション
アメリカ人のチンピラ男が東南アジアで銀行強盗を働いたところ、盗んだ金が地域一帯を仕切るマフィアボスの資金だったことから、組織に狙われるハメとなるB級アクション。そのボス役をスティーブン・セガールが演じる。
ボスの右腕が実は裏切り者で、私利私欲のためチンピラ男を利用するという捻りはあるものの、全体的にはありがちなストーリー。チンピラ男と美人で聡明な恋人の純愛ドラマも説得力に欠ける。
で、悪役として脇に回ったセガール。出番の大半は怒ってるか太極拳してるかといった感じで、これといった見せ場はなし。アクション演出も全体的にヌルいが、タイの美しい街並みや自然をダイナミックに捉えたカメラは悪くない。
この短評にはネタバレを含んでいます