クリミナル 2人の記憶を持つ男 (2016):映画短評
クリミナル 2人の記憶を持つ男 (2016)キャスティングは絶妙、とりわけコスナーが光る
R・レイノルズが出ているせいか、同じ記憶移植モノ『セルフレス/覚醒した記憶』を連想。そこにT・L・ジョーンズらの『JFK』トリオや、ワンダーウーマンことG・ガドットが加わり、キャスティングだけで胸が騒ぐ。
テロリスト対CIAのサスペンスを盛り立てるうえで、バイオレンスは効果的に機能。そこにわざとらしさはなく、ロンドンの屋外ロケ効果もありナチュラルに映る。
主演のコスナーは久々にハマリ役。『パーフェクト・ワールド』等の“ワルだけどイイやつ”パターンはい見飽きたが、ここではギリギリまで極悪人。設定は少々強引だが、簡単に改心しないキャラは自然で無理がなく、好感が持てた。
この短評にはネタバレを含んでいます