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クリミナル 2人の記憶を持つ男 (2016):映画短評

クリミナル 2人の記憶を持つ男 (2016)

2017年2月25日公開 113分

クリミナル 2人の記憶を持つ男
(C) 2015 CRIMINAL PRODUCTIONS, INC. All Rights Reserved.
相馬 学

キャスティングは絶妙、とりわけコスナーが光る

相馬 学 評価: ★★★★★ ★★★★★

 R・レイノルズが出ているせいか、同じ記憶移植モノ『セルフレス/覚醒した記憶』を連想。そこにT・L・ジョーンズらの『JFK』トリオや、ワンダーウーマンことG・ガドットが加わり、キャスティングだけで胸が騒ぐ。

 テロリスト対CIAのサスペンスを盛り立てるうえで、バイオレンスは効果的に機能。そこにわざとらしさはなく、ロンドンの屋外ロケ効果もありナチュラルに映る。

 主演のコスナーは久々にハマリ役。『パーフェクト・ワールド』等の“ワルだけどイイやつ”パターンはい見飽きたが、ここではギリギリまで極悪人。設定は少々強引だが、簡単に改心しないキャラは自然で無理がなく、好感が持てた。

この短評にはネタバレを含んでいます
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