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高江-森が泣いている (2016):映画短評

高江-森が泣いている (2016)

2016年10月15日公開 64分

高江-森が泣いている
中山 治美

権力に押しつぶされる民意、そして今日も流れる血と涙

中山 治美 評価: ★★★★★ ★★★★★

2005年から沖縄の基地問題を追い続けている森の映画社が、定期的に発表しているドキュメンタリー・シリーズ。
今回は2016年6月〜9月。
県知事選に続き参院選沖縄選挙区でも新基地建設反対派が当選したものの、翌日、沖縄防衛局は建設資材を搬入。
見守るのは沖縄県警・機動隊・警視庁と最強の布陣。
その彼らが抗議活動を続ける市民を強制排除していく。
流れる血と涙。
救急搬送される人たちを前に、
リーダーである沖縄平和運動センター議長・山城博治さんが悔し泣きする。
自身の大病にも屈しなかった彼が、だ。
同様の涙をこれまでも何度流してきたのだろう。
政府が掲げる理想と、現実の歪みを露わにする64分。

この短評にはネタバレを含んでいます
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