破裏拳ポリマー (2017):映画短評
破裏拳ポリマー (2017)タツノコ・ヒーローの実写リブートはさながら和製アイアンマン
タツノコアニメで育った世代としては、ぶっちゃけ心情的には肩を持ちたい。応援したい。褒めてあげたい。しかし、である。カンフーテク×ハリウッドアクションと大見得を切った割に、中身はまるで看板倒れ。そりゃハリウッドと比べたら予算が桁違いだから仕方ない点もあるとはいえ、自らハードルを上げたことが仇となった感は否めないだろう。
いわば、破裏拳ポリマーを和製アイアンマン風に実写化したリブート版。ただし、世界を股にかけるアイアンマンと違って、こちらが股にかけるのはせいぜい千葉か埼玉辺りまでだ。ポリマースーツのデザインだけはカッコいい。やっぱり日本映画の実写ヒーロー物は『CASSHERN』が限界なのかな。
この短評にはネタバレを含んでいます