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ウィンター・ドリーム 氷の黙示録 (2016):映画短評

ウィンター・ドリーム 氷の黙示録 (2016)

2017年7月16日公開 101分

ウィンター・ドリーム 氷の黙示録
(C) 2016 Thorium 7 Films All Rights Reserved
なかざわひでゆき

'80年代スピリット溢れる極寒世界の世紀末アクション

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 環境破壊によって地球が雪と氷に覆われた近未来で、極寒にも耐えうる労働力として開発されたミュータントが反乱を起こし逃亡。特殊部隊が討伐に送り込まれるも、やがて政府の隠蔽する反乱事件の真実が明かされる。
 ビジュアル的にはアルトマンの『クインテット』×『プレデター』×『ブレードランナー』。テーマ的には『ニューヨーク1997』といったところか。役者は地味だし演技も玉石混合、脚本の粗も目立つが、全編に漂う’80年代的なB級エンタメ・スピリットには捨てがたい魅力がある。超低予算のインディーズ映画ながら、安っぽさをあまり感じさせないのは立派。これが長編処女作のジョーイ・カーティス監督は今後要注目だ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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