ゴーストロード (2017):映画短評
ゴーストロード (2017)ヴィンテージ・モデルに宿ったゴーストは何度も永遠にやってくる
冒頭一発で漂ってくる80’sインディーズ映画の匂い。例えばアレックス・コックス、レニングラード・カウボーイズといった面々が、国境を軽々超えて交錯していた時代のストリート・ムーヴィー感覚が甦る。ノリはオフビートな脱力系。The NeatbeatsのMr.Panは関西弁のジョー・ストラマーのようだ。
呪われたヴィンテージ・アンプとの契約、というクロスロード伝説を彷彿させる基本のコードを、シュール&チープに演奏する。簡素にしてストレンジな味。また楽曲などR&R道へのアクセスを多数設置しており、そこを辿っていけばかなりの情報量に出会える。カセットテープやヴァイナルを愛する若い子にも届いてほしいなあ。
この短評にはネタバレを含んでいます