女になる (2017):映画短評
女になる (2017)トランスジェンダーや周囲の本音がわかります
性別適合手術を受ける決意をした大学生、未悠を追う、パーソナルなドキュメンタリーだ。幼い頃から体と心の性別に違和感があった未悠は手術前からキュートで、どう見ても女性そのもの。彼女と友人たちとのぶっちゃけ女子トークやカミングアウトを受けた周囲の反応、バイト先の店長さんや執刀する医師、LGBTウエディングサポーターらのコメントで構成された内容はポジティブ全開。LGBTに対する日本人の理解が多少は進んだと実感する。もちろん周囲に理解してもらえるように生きる未悠自身の個性や努力が多くの理解者を生んだわけで、だからこそ「同じ境遇の女性を応援する仕事につきたい」という彼女の言葉が真摯に思えた。
この短評にはネタバレを含んでいます