はじまりのボーイミーツガール (2016):映画短評
はじまりのボーイミーツガール (2016)運命の恋に出会った12歳の姿にきゅんきゅん
優等生の美少女マリーを遠くから見つめていた落ちこぼれ少年ヴィクトールが突然、両思いになってウキウキ! そこにはある落とし穴があるのだけど、発覚した問題点をきちんと話し合いで解決するのが実にフランス人らしいと感嘆。幼くても自己主張は忘れないのだ。女心がわからないという少年の嘆きや恋が本物になっていく過程で二人が発散するキラキラ感に、見ているこちらも胸きゅんきゅん。青春ものには欠かせない太め少年が二人を見守る達観した親友役でいい味出しているし、親たちの描きかたも簡潔明瞭でよし。主人公を演じる子役がとても魅力的で、二人の恋のその後を知りたい気持ちになる。
この短評にはネタバレを含んでいます