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チェリーボーイズ (2018):映画短評

チェリーボーイズ (2018)

2018年2月17日公開 113分

チェリーボーイズ
(C) 古泉智浩/青林工藝舎・2018東映ビデオ/マイケルギオン
なかざわひでゆき

田舎の負け犬クズトリオたちの童貞卒業大作戦

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 5月5日より新宿シネマカリテで再上映。25歳になってもいまだ童貞という田舎の負け犬トリオが、なんとかしてチェリーボーイを卒業しようとするお話だ。
 で、その主人公3人がとにかくサイテー。仲間内ではイキがってみても昔のいじめっ子には頭が上がらず、自分たちのダメっぷりを都合よく脳内変換して誰かのせいにすることは一人前。欲求不満が限界を超えて頭がおかしくなったのか、最終的に導き出した解決策がヤリ〇ンをレイプするってんだから救いようがない。
 そこに狭い田舎社会のしがらみや日本の地域格差が絡まり、どう転んでも勝ち組になれない若者たちの悲哀が滲む。小指の先ほどしか成長しないラストも潔い。

この短評にはネタバレを含んでいます
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