ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談 (2017):映画短評
ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談 (2017)いかにも英国的な光景、英国ならではの怪異
このサブタイトルは正解。映画のスミからスミまで英国流が行き渡っている。監督、スタッフ、出演者はすべて英国出身。主人公が真相を調査する3つの事件は、起きる場所がいかにも英国ならでは。3つの事件の当事者たちが属する階級がそれぞれ異なり、階級ごとに怪異の質が異なるところも、まさに英国的。監督コンビは、本作の原作舞台の作者兼演出家でもあり、舞台創作時から英国製ホラーの黄金時代、'60~'70年代のハマー・フィルムやアミカス・プロダクションの映画を意識したという。そんな英国ならではの光景に「SHERLOCK」のマーティン・フリーマン、「このサイテーな世界の終わり」のアレックス・ロウザーがよく似合う。
この短評にはネタバレを含んでいます