赤毛のアン 卒業 (2017):映画短評
赤毛のアン 卒業 (2017)今回の3部作で最も感動的な最終章
恐らく今回の『赤毛のアン』3部作で最も感動的な最終章。クイーン学院への進学に大都会での下宿生活、そして愛する人との永遠の別れと人生の重大な決断。聡明な大人の女性へと成長していくアンを、エラ・バレンタインが感情豊かに演じていて胸にグッとくる。
日々老いていくマリラやマシュウを労わるアンの優しさもさることながら、我が子同然、いやそれ以上の愛情をアンに注ぐマリラの心情に涙する場面多々あり。マリラ役を演じるサラ・ボッツフォードって、若い頃は知的だけど地味で目立たないという印象しかなかったのだが、こんなに味のあるいい女優だったのか!と改めて感心させられる。
この短評にはネタバレを含んでいます