チア男子!! (2019):映画短評
チア男子!! (2019)横浜流星の役者魂に胸アツ!
朝井リョウの原作らしい、大学内でのカーストや就活など、個々の悩みも描いているため、バリバリのスポ根というよりも『春待つ僕ら』に近い青春ドラマ。ただし、色恋沙汰はなしというのが特徴的だ。漫画化、アニメ化が進む中、映画化の話もあったものの、出版から9年経って実現のためか、ネタ的に旬を過ぎてしまった感はアリ。とはいえ、“ユリユリ”を経て旬な横浜流星が撮影前日にケガをしながら、痛み止めを飲んで撮影に挑んだことを踏まえて観ると、胸アツ度倍増。“動ける”山本千尋を学生会のメガネっ子に配するなど、かなり謎な部分もあるが、『桐島』組(浅香航大&清水くるみ)の芝居に関しては、さすがの安定感。
この短評にはネタバレを含んでいます