君は月夜に光り輝く (2019):映画短評
君は月夜に光り輝く (2019)『キミスイ』から2年経たずして…!
難病のヒロインに振り回される、草食系な主人公――。『君の膵臓をたべたい』から2年も経たずして、同じ月川翔監督、同じ北村匠海主演で、ここまでの類似作品を発表してしまう日本映画界の現状に驚きだ。あまりにストレートすぎる難病モノの展開に加え、ヒロインが侵されている“発光病”についての説明があまりになさすぎて、ペラペラなラノベ原作が、さらにペラペラに。着実にキャリアを積んでいる主演2人をはじめ、近年は助演として登場すると、俄然画が引き締まる優香など、好演しているキャストに罪はないだけに残念だ。ということで、『キミスイ』を観ていない人なら、評価はもっと高いはず。
この短評にはネタバレを含んでいます