ザ・スリープ・カース (2017):映画短評
ザ・スリープ・カース (2017)今夜も眠れないと!
『八仙飯店之人肉饅頭』の極悪監督×主演コンビが21年ぶりに放った鬼畜ホラーに間違いないが、『イップ・マン/最終章』でも組んだ脚本家コンビの力もあり、それだけに終わっていない! 禁断の実験にハマるアンソニー・ウォンと『イップ・マン 序章』と同じ売国奴キャラを演じるラム・ガートンという名優の怪演から生まれた『タクシーハンター』ばりの気の毒ドラマに感情移入。そして、因果応報の呪いといえる展開はJホラーとは異なるうねりを見せ、『エボラ・シンドローム』ばりに制御不能なジェットコースターと化すクライマックスへ! 3級片ブームだった90年代の空気感を再現したことも高く評価したい。
この短評にはネタバレを含んでいます