モーターギャング (2017):映画短評
モーターギャング (2017)東映ヤクザ映画的ノリのオージー産バイカー映画
今どきちょっと珍しいオーストラリア産バイカー映画である。監督・主演はハリウッドでも活躍する元ラグビー選手のタフガイ俳優マット・ノーブル。ヘルズ・エンジェルスばりのバイク・ギャング集団で、昔気質のヤクザな親分とビジネス志向のナンバー2が対立。そのナンバー2の天然トラブルメーカーな弟が事態をかき回し、やがて二分した派閥同士が全面戦争をおっ始める。オーストラリア産バイカー映画といえば真っ先に『マッドストーン』を連想するが、こちらはもろに『サン・オブ・アナーキー』路線、しかしストーリーはほぼ東映ヤクザ映画。惜しむらくは、セックス&バイオレンスよりも人間ドラマをメインに据えてしまったことか。
この短評にはネタバレを含んでいます