トリプル・スレット (2019):映画短評
トリプル・スレット (2019)夢の対戦カードで、お祭り気分!
主演3人&悪役を始め、謎の大物役でマイケル・ウォンが登場するなど、しっかり“アジア&マーシャルアーツ版『エクスペンダブルズ』”。夢の対戦カードが用意されたジョーイ・オブライエンの脚本はまずまずで、それなりのヴァイオレンス描写もアリ。お祭り要素は十分あるが、妙に間延びしたマーケットでの逃亡シーンに、イコ・ウワイス演じる復讐男の心理描写に加え、“初心者でも分かるムエタイ・シラット・カンフー大図鑑”にできなかったジェシー・V・ジョンソン監督の演出はイマイチ。また、当初予定されていた『ジョン・ウィック』のチャド・スタエルスキ監督なら、もっとブッ飛んだことをやってくれたかもしれない。
この短評にはネタバレを含んでいます