スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 (2020):映画短評
スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 (2020)ライター2人の平均評価: 3
前作以上に、ツッコミどころ満載!
前作から続投となったトラウマ持ちの加賀谷刑事とPCイジれないストレスで白髪になった(!)殺人鬼・浦井との関係性は、『デスノート』<<<『羊たちの沈黙』。前作のポルカに続き、今回はKing Gnuと、主題歌のセンスは相変わらず抜群だが、いろいろと偏見が入り混じっているとしか考えられない大石哲也の脚本は、前作以上にツッコミどころ満載。そのため、白石和彌監督作から乱入したような音尾琢真の暴走や、アキラ100%の横に置かれたお盆など、どこかトチ狂った演出とともに楽しむのがベターだろう。新ヒロインとなった白石麻衣の芝居は許容範囲内だが、“そんな要員”になっていることは想定外!
より続編色の強い続編に
原作小説第2弾を基にしていますが、小説では別人だったメインキャラクターを1作目のキャラクターに統合した結果、物語としてはより続編色の強い作品に仕上がっています。
これを見てから前作を見直すと意外な程に伏線があって、前作からある程度“続き”を想定していたことが分かります。
前作から主役に昇格した千葉雄大、成田凌に加えて、ヒロインに抜擢された白石麻衣の頑張りにも注目です。
3作目は果たして?