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ブラックシープ (2006):映画短評

ブラックシープ (2006)

2020年1月24日公開 86分

ブラックシープ
(C) Live Stock Films Ltd MMVI
なかざわひでゆき

ピーター・ジャクソン初期作品のファンにもおススメ!

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 海外ではすでにカルト化しているキウイホラーの名作が、製作から実に14年の時を経てついに本邦初公開。ニュージーランドののどかな牧草地帯を舞台に、遺伝子操作で狂暴化したヒツジたちが次々と人間を襲い、噛まれた人々も獰猛なヒツジ・モンスターに変身する。基本路線は『プロフェシー/恐怖の予言』とか『ピラニア』の系譜に属するネイチャー・ホラーだが、どこかトボケた味わいといい、シュールなユーモアといい、露骨に悪趣味なスプラッター描写といい、ピーター・ジャクソンの初期作品が好きな人にはたまらない仕上がり。変身シーンはまるっきり『狼男アメリカン』。やっぱりCGと違ってフィジカルな特殊メイクは最高ですな。

この短評にはネタバレを含んでいます
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