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フューリーズ 復讐の女神 (2019):映画短評

フューリーズ 復讐の女神 (2019)

2020年1月10日公開 82分

フューリーズ 復讐の女神
A Tony D’Aquino film, (C) 2019 Killer Instinct The Movie Pty Ltd, All Rights Reserved
相馬 学

美女たち、野獣たちが入り乱れる荒野のデスゲーム

相馬 学 評価: ★★★★★ ★★★★★

 『ウルフクリーク/猟奇殺人谷』と同様にオーストラリアの果てしない荒野を舞台にしたスプラッター。その独特の設定ゆえ一気に楽しんで見てしまった。

 設定自体は、よくあるデス・ゲーム物で、荒野に連れ去られた若い女性たちがマスク姿の殺人鬼たちに次々と狙われるのだが、あるルールの判明により、話はより緊張感を帯びてくる。それはヒロインたちの友情を揺るがすと同時に、心理スリラーの味を出す。

 『キャビン』のような俯瞰する諸悪の根源的な存在の描写に弱さはあるものの、林や砂漠の荒涼とした風景だけで絶望的な気分になれるのが強み。顔面剥ぎ取りなどの残虐描写も本気度高めで、その筋のファンは、とにかく必見。

この短評にはネタバレを含んでいます
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