ネバー・ダイ (2018):映画短評
ネバー・ダイ (2018)フィリピン発の戦うヒロインは臓器密売組織から少女を守る
さながらフィリピン版『ジャッジメント・ナイト』。臓器密売目的の児童誘拐事件が多発するマニラ。父親の薬代に困ったスタントウーマンが、昔の仲間に誘われて闇バイトを引き受けたところ、なんと臓器密売組織の仕事だった。ヒロインと仲間たちは誘拐された少女を連れて脱走するが、アジトを知られたからには生きて帰さん!と組織メンバーに追われ、逃げ込んだ倉庫廃墟で血みどろの殺し合いが繰り広げられる。ギアのかかり始めるまでは少々退屈だが、しかし真夜中の廃墟を舞台にした決死のサバイバルは緊張感たっぷりで、報われない日常に疲れていたヒロインが少女を守るため、次第に闘争本能を覚醒させていく姿にテンションが上がる。
この短評にはネタバレを含んでいます