ナイト・ウォッチャー (2020):映画短評
ナイト・ウォッチャー (2020)![ナイト・ウォッチャー](https://img.cinematoday.jp/a/T0025401/_size_640x/_v_1594348506/main.jpg)
そんな中でもアナ・デ・アルマスは光る
作り手はおそらく誠意をもっていたのだろうし、タイ・シェリダンはきちんとリサーチを重ね、配慮をしながら演じたのだろうが、アスペルガー症候群を都合よく使っている感じがどうしてもしてしまう。まず、ホテルのフロントマンが客室(しかも女性の)を盗撮するというのはとんでもないことなのに、それを正当化する材料にしている。たぶんユーモア狙いであろう彼がショッピングして回るシーンも、なんとなく居心地が悪い。ストーリー面でも、いくら小さな街とはいえ偶然がありすぎて、スリラーとしての緊張感を薄くしている。そんな中でも強力な魅力と演技力を見せつるのがアナ・デ・アルマス。彼女はやはり間違いなく今注目の大スターだ。
この短評にはネタバレを含んでいます