天空の結婚式 (2018):映画短評
天空の結婚式 (2018)旧弊な価値観に縛られていては幸せを逃すかも
ゲイのカップルと親世代のギャップがユーモラスに綴られ、ハッピーな気持ちになれる佳作。帰省した息子アントニオに男性の婚約者パオロを紹介された両親の反応が真逆で、カミングアウト問題が霞む騒動に発展するのが面白い。リベラルに見えて保守的な夫にキレたマンマは、当人そっちのけで盛大な結婚式の準備をガンガン進め、夫婦関係は一触即発。カップル破局を目論むアントニオの元恋人や女装マニアのおじさん、聖人フランチェスコのような修道士らも絡んで同性婚に対するさまざまな思いが噴出する! くだらない偏見を捨て、旧弊な価値観をちょいと改めれば多様性を受け入れることができるし、人間はもう少し幸せになれるんじゃないかな。
この短評にはネタバレを含んでいます