胸が鳴るのは君のせい (2021):映画短評
胸が鳴るのは君のせい (2021)ライター2人の平均評価: 3
白石聖の存在が頼もしい王道キラキラ映画
着実に女優としてのキャリアを積んできた白石聖の成長を見届ける映画ともいえる。コメディエンヌとしての魅力を発揮しているだけでなく、その頼もしさゆえに、芝居経験が少ない浮所飛貴も、しっかりフォロー。とはいえ、“床ドン”が登場する修学旅行に、元カノやイケメンといったライバルの存在が気になる夏祭りに文化祭など、ベタベタなシチュエーションが畳み掛ける。そんな王道キラキラ映画であるため、この既視感にノレないと、かなりキツい。また、各キャラの心情の変化がしっかり描かれていないこともあり、浮所演じる有馬の言動などが、あまりに唐突に見えてしまうなど、いろいろ問題がある一作である。
恋をしたら無敵
青春の甘酸っぱさと恋することの良さを描く青春ラブストーリー。
まぁ、今までにもあったジャンルの作品なので多少既視感がありますが、ツボを押さえ、ベタをしっかりと描き、隅々までちゃんと力を抜かずに作られています。
なので、安心して最後まで見れます。
メインカップルの浮所飛貴、白石聖も溌剌としていて好感が持てます。白石聖はやはり経験値がありますので頼もしいですし、映画初主演の浮所も多少硬さが見えますが、キャラクターとしてはプラスに作用しています。
個人的には原菜乃華のちょっとサイコが入った元カノがツボでした。