バースト・マシンガール (2020):映画短評
バースト・マシンガール (2020)意外と真面目な世紀末風の女性版グラディエーター映画
アメリカの辺鄙で寂れた片田舎。タフな女性4人組のパンクバンドがドサ回り中にカルト集団に拉致され、切り落とされた片腕に武器を装着させられ、ジャンクヤードに設営されたアリーナでのデス・マッチに参加させられる。邦題が某和製カルト映画シリーズに酷似しているものの、共通項は「若い女性が片腕を武器に改造して戦う」という設定くらいで、全体的には『マッドマックス/サンダードーム』風の激安グラディエーター映画という印象だ。バンド名がアベル・フェラーラ監督の『天使の復讐』に因んでいることからも分かる通り、フェミニズム的なメッセージ性を含んだストーリーは意外とシリアス。アクションとゴアの仕上がりもまずまずだ。
この短評にはネタバレを含んでいます