ウィズアウト・リモース (2021):映画短評
ウィズアウト・リモース (2021)マイケル・B・ジョーダンはカリスマたっぷりだが
過去にウィレム・デフォーやリーヴ・シュライバーが演じたジョン・クラークのオリジンストーリーをマイケル・B・ジョーダンで語るという発想は良い。ジョーダンはいつもながらカリスマたっぷりで、感情的な演技も最高。だが、彼が悲劇に遭遇し、運命が変わる前半を過ぎると、映画は平坦になってしまうのだ。展開がこのジャンルにありがちなら、セリフもT・シェリダンが書いたわりには陳腐。今作は元々パラマウントが劇場公開するはずが、コロナでAmazonに売ったもの。次を作る気満々なのはラストでも明白で、Amazonはジャック・ライアンのシリーズもある。今後このふたつは結びついていったりするのか?
この短評にはネタバレを含んでいます