ラプソディ オブ colors (2020):映画短評
ラプソディ オブ colors (2020)人間臭くて泥臭い障害者たちのリアル
障害者と一口に言っても生まれつきの人もいれば、思いがけない事故やケガで障害を抱えてしまった人もいるし、見た目で分かる人もいればそうでない人もいる。障害の重さだって生活の事情だって人によって様々。そんな玉虫色の障害者たちのリアルな日常を、バリアフリー社会人サークルcolorsへの取材を通して垣間見ていくドキュメンタリーだ。障害を除けば彼らも健常者と全く同じ人間。夢も希望もあれば、長所も短所もある。そんな人間臭くて泥臭い彼らをありのままに捉えた本作は、いまだ障害者に対する偏ったイメージが根強い日本にあって、誰もが公平かつ平等に扱われる社会の在り方を考える一助にもなるだろうと思う。
この短評にはネタバレを含んでいます