人肉村 (2020):映画短評
人肉村 (2020)ひたすらに“『悪魔のいけにえ』愛”
どストレートな邦題から、どんな狂った連中を見せてくれるか?と思いきや、カナダ人監督による“『悪魔のいけにえ』愛”を92分間、延々と見せつけられる田舎ホラー。クルマが故障した若者を監禁しがちな肉屋の兄弟を軸に、『サランドラ』っぽい設定や『クライモリ』っぽい状況も盛り込まれているが、そんな既視感を楽しむ以外は、なかなか厳しい仕上がりだ。キャラが見えてこないところは、不気味に見えるかもしれないが、単に脚本がスカスカなだけ。肝心の拷問・残虐シーンに関しても、突然のかかと切り以外は、盛り上がらず。ただ、役者の芝居や撮影などで、チープさを感じさせないので、★おまけ。
この短評にはネタバレを含んでいます